
去る11月15日に東京都が開催した、
令和7年度 東京都・新島村合同総合防災訓練 に
JARL東京都支部 防災対策委員会も参加しました。
その報告が JG1DKJ 澤田支部長から JARL NEWS 掲載に向けて出稿しましたので一部を抜粋して当ホームページにて掲載します。
<以下 澤田支部長 報告より>
去る、令和7年11月15日(土)南海トラフ巨大地震の発生で新島・式根島を含む伊豆諸島などに、大津波警報を想定した令和7年度東京都・新島村合同総合防災訓練が新島と式根島で実施され、陸上・海上・航空自衛隊、海上保安庁、警視庁、東京消防庁や各携帯電話会社などとともに、訓練に参加しました。
新島と式根島の現地会場での無線局展示と無線運用ブースを当支部防災対策委員有志の協力を得て出展、現地に出向きアマチュア無線による災害時の通信連絡体制の確認や来場者にアマチュア無線の説明や紹介等が行われました。
新島や式根島は、東京都心から南に約150km、伊豆半島からも近い位置にある島で、村民約2000人、式根島は約500人です。
当日は、秋空の晴天で新島は旧新島中学校、約6km離れた式根島会場は、式根小学校が防災訓練会場でした。
それぞれの会場の当ブーステントでは、7MHz帯から運用できるツエップANTとVUHF帯ホイップANTを設営し、式根島ではJA1YRL/1局、新島ではJQ1YFL/1局を運用して430MHz帯で両島間交信を行い7MHz帯により日本各地との交信を行うことができました。伊豆半島から近いため430MHz帯レピータでの交信も行いました。
新島ブースには、島で開局しているアマチュア無線家も訪れ、430MHz帯の本土からの混信など話題となりました。
新島会場は小中高学校生から島民まで多数が会場へ見学に訪れ、特定小電力無線機で無線と携帯電話の違いなどを説明、過去にアマチュア無線を開局していた方々や資格をお持ちの方々も訪れ、再開局の方法についての問い合わせなどがあり、JARLのパンフレット等を配布してアマチュア無線状況等をお伝えしました。
新島会場はブースを訪問した小学生3名方にアマチュア無線体験運用を新島と式根島間にて行いました。(冒頭の写真)
今回の防災訓練への出展では、携帯電話が途絶えた時の離島でのアマチュア無線の有効性を感じていただきました。アマチュア無線が社会貢献活動等の一つのPRにつながることを実感しました。参加協力いただいた皆様、交信していただいた皆様ありがとうございました。
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式根島分
場所 式根島小学校
参加機関 11機関(展示体験のみ)
支部参加者 防災対策委員会より JS1LMG 渡辺 JO1SSV 町田 計2名
無線運用 JA1YRL にて公開運用 交信数37局(内 7MHz36局 430MHz 1局)
式根島の人口452人 (新島村本島地区1895人) 訓練参加人数 (町議SNSによる) 970名の参加(式根島含む)。 式根島には無線従事者免許を持っている方は何人かいます。無線を運用している方は1名ぐらいとのこと。(過去には10局前後いたようです) 無線局検索では新島村の登録では4局存在しています。スターリンクとD-STAR とのリンク(高知県支部の取り組み)に興味がある方は何名かいらっしゃいました
